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九州医療センター歯科講演会 2018-12

年2回の九州医療センター歯科講演会を受講してきました。

 

今回は血液疾患治療の変遷。

 

歯科に携わってるとなかなかお目にかかれない血液疾患。白血病などピンとこないのですが、やはり世の中にはそういう疾患で苦しんでおられる方がいらっしゃるものです。

 

聞きながら思い出したのは小学校の頃の友達。その子は東京の子で、うちの近所が親戚だったことから毎年夏休みに遊びに来て、路地裏で野球したり、プールにいったり…いろいろ一緒に遊んでたものです。そんなのが数年続いてましたが、ある年の夏に来なかったのです…

 

おかしいなと思い、その近所の方に尋ねたら…「ごめんね!〇〇君、つい最近かな、白血病にかかって亡くなったんですよ」とのこと。ショックでした(-_-;)

 

そんなこともあり白血病はなかなか治らないってイメージを持ってました。が!今回の受講内容を聞いた限りでは最近はそうでもないようで、癌治療の定番である化学療法・放射線療法とあわせて、もしくは単独で?、レチノイン酸などを用いての分化誘導療法を用いることで治療成績が以前より向上してる模様です。遺伝子異常の分析などこれまでの分子レベルでの研究から編み出された治療が、功を奏してるようです。

 

血液疾患で苦しむ世の方々が1人でも多く救われることを願うばかりです。