九州医療センター歯科口腔外科さん主催の講習会、年2回の開催は毎回たのしみであります。
今回は感染性心内膜炎(IE)のお話。
九大病院や医療センターみたいな大きい病院での歯科ならお目にかかる機会も少なくないでしょうが、我々一般歯科医が携わる機会はそう多くないものです。しかしながらIEの既往を有する方が来ないとは限りません。
歯科治療によりIEを再発するケースが少なくないそうです。医療センターさんで長年とったデータでは再発の原因菌が歯周病菌よりむし歯菌が多いとのこと…意外でした。歯周病菌のほうが悪さする率が高いのかと思ってたらそうじゃなかったという…。
たいせつなのはそういう既往を持つ方が来られた場合、抗生剤の予防投与を行うこと。当日の治療直前でよいそうですが、当院のように院内で薬剤を汲めない場合は先に薬局さんで抗生剤等を処方してもらうのがよいかもしれませんね。
ひとつ勉強になりました。